STAY

登録文化財の宿として名をはせる（？）会津東山温泉の「向瀧」。こちらに泊まるのが今回の旅の目的でした。会津若松市内の七日町駅前からまちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗り、東山温泉駅にて下車。お宿はバス停から歩いてすぐ。堂々たる外観が見えてきます。まずはその姿に見とれてしまう・・・。

A風格のある玄関B歴史ある伝統建築です　C中庭を囲むように建つ客室棟　D中庭の雪見ろうそく

玄関から館内に足を踏み入れると、まさに非日常感あふれる佇まい。しっかりと磨きこまれた建物は、細かい部分まで見ていて飽きない。館内を歩きながら、まだ見えないその先を探して、建物内を探検してしまう。この建物そのものを大切にしている感じが伝わります。中庭を囲んで山の斜面に沿うように建つ木造建築、さらに池の上に建物が建っているのが何ともロマン・・・。（伝わりづらい）

A磨き上げられた回廊　B迷路のような館内　C宿泊した客室「百合」　DE障子の凝った仕様が素敵です　F窓からは中庭が見えます

ちなみに公式サイト（なかなか味のあるサイト）から予約しましたが、希望のお部屋を中庭向きの「百合」で申し込んだところ、希望通りに取れました。
８畳のこじんまりしたサイズながら、障子のデザインなどが凝っていてとっても素敵。この時期はちょうど中庭で雪見ろうそくを行っていたのですが、（2月末で、その日暖かかったこともあり雪はだいぶなくなってましたが・・・）部屋からゆっくりとろうそくが灯る幻想的な光景を眺めることが出来ました。

A大きな窓の「さる湯」はぬるめの湯　B貸切風呂は3つあります　C郷土料理が並ぶ夕食。右上が鯉の甘煮　D朝食も素朴な献立が並びます

温泉は内湯が「きつね湯」（熱め）と「さる湯」（ぬるめ）の二種類あり、露天風呂はなし。きつね湯の方はいかにも伝統的な湯治場らしく雰囲気があるのですが、如何せん私には熱すぎた・・・。空いていればいつでも入れる貸切風呂も３つあり、小さいながらも天井の造りなど凝っていて見どころあり。宿泊した日はいつ見ても空いていてすぐに入れました。

食事は夕食、朝食共に部屋食でいただけます。山のものや川魚、郷土料理が中心で地味ながらも素朴で心休まる感じ。名物料理の鯉の甘煮は、濃いめの味付けで好き嫌いは分かれるところかも。私はちょっとくどくて苦手だったかな。。（1/3くらいしか食べられなかった）しかもかなりボリュームあり。食べ残した分は持ち帰り用に真空パックにしてくれます。

公式サイト

WALK

前日「空山NEO」でのランチで立ち寄った七日町通りへ。古い建物が随所に残る通りで、町家から西洋風の建物まで、ひとつひとつの建物をゆっくり眺めながら歩くのが楽しい。
「七日町駅」はレトロな可愛い建物で、構内にはカフェ＆ショップが併設されています。さらに近隣の「野口英世青春通り」界隈も含めて、現在と過去が交錯するような、どこか懐かしい街並みです。

TRANSPORTATION

東京から会津若松までは高速バスを利用。
会津若松市内の観光にはまちなか周遊バスが便利です。このバスのデザインがいくつかパターンがあるのですが、レトロでかわいい！車内も座席に会津染めの布地を使っていたりして和みます。