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TRIP FILES JAPAN

飛騨高山と白川郷

岐阜県

WALK

さんまち

A昼のさんまちはにぎやか。BC人通りの少ない朝のさんまちはうって変わって静か。D宮川には赤い橋が架かってます

1日目は午後13時45分、ほぼ定刻に高山駅隣接のバスターミナルに到着。渋滞もなくサクサク。ホテルの部屋が使えるのは15時以降なので、チェックインだけ済ませて荷物は預かってもらい、古い町並方面へ。高山では駅からほど近い「スパホテルアルピナ飛騨高山」に宿泊。さんまちまでも10分ほどでけっこう近く、立地は良好。

昔ながらの古い建物が連なるさんまち周辺へ到着・・・まず印象は、メインストリートはとにかく・・・人多い!!風情どころではない(泣)外国人観光客も多く、海外にいるような錯覚さえ覚えます。良い感じで写真を撮りたくても人ばかりになってしまうw
ということで翌日、朝の散歩で同じ場所を歩いてみると、昼間の喧騒が嘘のように落ち着く。笑
古い町並みの情緒も充分に感じられます。

高山陣屋ほか

A高山祭の屋台が間近で見れた!B宮川朝市には朝からたくさんの人が集まります。C高山陣屋の建物を正面から D陣屋前では朝市が開かれます。出店は少なめ。E陣屋近くで見つけた高山らしい?電話ボックス 

今年の高山祭はちょうど今回の旅の前週だったのですが、なぜか通りに出されていた屋台を発見!何となく得した気分に。

1日めは古い街並みをざっと歩いた後、高山陣屋へ。陣屋とは江戸時代の役所のことだそうで、当時の生活ぶりを垣間見ることができます。入場料は430円。こちらも外国人の観光客が多く訪れていました。

高山では有名な朝市が2か所あり、ひとつは高山陣屋前の朝市、もうひとつが宮川沿いにお店が並ぶ宮川朝市です。2日めの朝にこのふたつの市を訪ねてみました。陣屋前の朝市はちょっと寂しめ。宮川朝市は出店だけでなく、通り沿いにお土産屋さんや雑貨屋さん、飛騨グルメのお店がずらり。色々覗きながら歩くのが楽しそう…なんですが、時間があまりない。

SPOT

白川郷

荻町城跡展望台から、合掌造りの集落を一望

行ったこともないのに(笑)白川郷好きな私ですが、ついに現実の白川郷へと足を踏み入れることに!
高山駅のバスセンターから直行バスで50分。予約が不要な便(乗客が多いと思われる時間の便)は複数のバスで対応していて、さすが世界遺産ですね。8:50分高山発のバスに乗り、帰りは13:35発のバスを予約。9:40に白川郷のバスターミナルに到着します。写真でしか見たことのなかった、合掌造りの家がすぐそこに見えます!そして観光客が多い!
まずは白川郷の全景が眺められる展望台へ、シャトルバス(片道200円)で移動。展望台からは、日本の原風景というべき農村の光景が広がります♪合掌造りの家はみんな同じ方向を向いて建っています。冬の雪景色もきれいだうなぁ…と想像。下りは徒歩で、合掌造りの家屋たちを眺めながら村に降りていきます。

白川郷

A合掌造りの家屋の間に水路が流れています。B和田家の茅葺き屋根 C特徴的な屋根裏の造り Dぽつんと建つミニ合掌造りにも心惹かれる。E家屋と同じ形の放水装置があちこちに。

村にはいくつか内部を公開している家があり、その中から「和田家」を見学。手のひらを合わせた合掌の形に似ていることが由来という合掌造りの茅葺き屋根は、実際に見ると想像以上にどっしりした厚みがあります!太い木材を釘を使わずに縄で固定した屋根組みも興味深い。

白川郷

A水車が懐かしい農村の風景 B村を流れるエメラルドグリーンの庄川 Cマンホールも白川郷 Dベンチの後ろに天使の羽? Eドリンクを冷やして販売中 F外観も目を引くカフェ「文化喫茶 郷愁」

村の中を流れる庄川は、エメラルドグリーンの色合いが美しい。この川に「であい橋」という吊り橋が架かっています。

この時期(4月下旬)は桜がきれいに咲いており、あちこちに水路が流れるのどかな田舎の光景は癒し…なんだけど、とにかく観光客だらけなので、いろんな意味で日常生活が別の世界にあるような感じ。海外でも、古い町並みが残る旧市街がある街なんかは同じような雰囲気ですけどw
でもきっと朝や夕方とか、人が少ないときは時間がゆっくり流れているような風情を味わえると思う。そう考えると宿泊するのもいいかもですね。(そうしたかったけど、2泊3日の日程では難しく断念。)

草円

A入口からして雰囲気あります B古民家らしい趣の館内 CD渓流がすぐ近く。2つの「森の湯」は入れ替え制 E「森の湯」はここから入ります

積善館

A貸切風呂は別棟。露天風呂もあり B大浴場の湯上り処でコーヒー牛乳 C囲炉裏端でいただく朝食。ごはんはこちらのかまどで炊かれてます Dレトロ感たっぷり。福地温泉の朝市

STAY

山間のひなびた温泉地へ行きたい!&古民家風の宿に泊まりたいということでチョイスした、奥飛騨温泉郷の福地温泉にある「山里のいおり 草円」。福地温泉は平湯温泉からバスで10分ほど(高山からは70分)ですが、温泉宿と朝市以外は本当に何もありませんw
静けさの中で渓流の流れる音が聞こえてきて、山奥の秘湯ムード。今回宿泊した「草円」は新潟から移築した古民家を使用した宿で、入口から古き良き雰囲気たっぷりで気分が高まります。しかもお部屋をグレードアップしてくれた♪どっしりとした木の香りと温もりが感じられるお部屋です。

こちらの宿は温泉が充実していて素晴らしい!中でも渓流沿いの「森の湯」はおすすめです!宿の建物からは少し歩いた場所に小屋がふたつ…「岩湯」と「釜湯」は時間で男女入れ替え制です。どちらも渓流のすぐ近く!全15室と小さな宿なので他の方と被ることなく、大自然のせせらぎに耳を傾けながらゆっくりと非日常の世界に浸れます。さらに宿前の道を隔てた向かいに貸切風呂の棟があり、無料で利用可。貸切風呂は3つありますが、内湯+露天風呂で貸切(しかも無料)とは思えないほど広々していてびっくり。通常の大浴場も半露天風呂。湯上り処には冷蔵庫があり、飛騨牛乳ブランドのコーヒー牛乳なんかも置いてあります。(有料だけど)

夕食・朝食は囲炉裏の食事処でいただきます。朴葉味噌や五平餅、イワナの塩焼きなどなど…郷土料理いろいろ。山菜もたくさん使われているのですが、正直良く分からないものを食べている感じw
ご飯はかまどで炊き上げているそうで、毎朝餅つきも行われているようです。朝食にはつきたてのお餅も登場しました。

公式サイト

平湯大滝

SPOT

3日目、福地温泉から高山に戻る途中で平湯バスターミナルにて下車。事前に平湯大滝への行き方をリサーチしてみたけど、結局よく分からず(←)でターミナルで係員っぽいおじさん2人に聞いてみる。道のりは簡単だけど、結構標高が上がり、上り道になるらしい。で、大滝までは40分くらいとか。えっそんなに?コインロッカーに荷物を預けて出発。人いない。大滝へは休業状態のスキー場の横を通り、渓流沿いをさらに歩いて行きます。バスターミナルから、滝が見えるまでは、実際は30分はかからないかな?

滝の周辺はまだ雪が残ってます。
大滝は想像以上に落差があり、糸を引いて流れ落ちてくる様子は雄大な自然の美。上部の方は少しスローモーション気味にも見えるのが不思議。最初に滝が見えるフォトスポット的な場所から、さらにもう少し奥まで歩いて行くことができます。そこまで進むと、滝のミスト&マイナスイオンがさんさんと降ってくる!

グルメ

Aさんまちの中心にあるのぐち屋 B飛騨高山 CowCow ヨーグルト CD古民家を改装したANTICA TRATTORIA 布久庵

GOURMET

高山編

のぐち屋

1日目に到着してから、遅めのランチ。飛騨高山グルメといえば、何といっても飛騨牛!!なんですが…好き嫌い多数の私は、そもそも肉類が苦手(涙)。どちらを向いても飛騨牛、しかし私が食べられそうなのって飛騨牛コロッケくらいだよな(挽肉は大丈夫なので)・・・と思いつつ選んだ豆腐料理屋さんです。外は人だらけなのに、14時も過ぎていたからか中はがら空き。豆腐系の定食がメニューに並ぶ中、スタンダードに豆腐定食。郷土料理だという「こも豆腐」をはじめ、いろんな豆腐(大豆)料理が味わえます。意外にしっかりした味付けで、豆腐料理だけなのにかなり食べ応えあり。

飛騨高山 CowCowヨーグルト

飛騨といえば飛騨牛乳も名物ですが、こちらは飛騨牛乳を使った手作りヨーグルトのお店。小さなお店ですが、白を基調とした爽やかな店内でヨーグルトやフルーツソースを販売しています。イートインできる小さなヨーグルトカップはフルーツソースを選べます。このソースが、どれも美味しそう…容器もお洒落なので、お土産にもよさそうです。まあ、このサイズでこのお値段は高いんですがw

ANTICA TRATTORIA 布久庵

古民家を和モダンに改装した、お洒落なイタリアンのお店。カフェも同じ建物内にあります。店内へは入口で靴を脱いで入ります。スタンダードな飛騨牛グルメが味わえない(?)私はここでチャンス!ってことでランチメニューの中から「飛騨牛のボロネーゼと茄子 オレキエッテ」をオーダー。+250円で本日のスープ、サラダ、フォカッチャとドリンクが付けられます。単品の価格設定がちょっとお高め(1,750円)だけど、セットはお得かと。
さつまいもの冷製ポタージュがほんのり甘くて美味!で肝心のパスタですが、普通ボロネーゼって挽肉だと思いますよね?ところが挽肉ではなく、固形でごろごろ入ってます。(困惑)いや通常の反応ならこれが飛騨牛がそのままごろごろ入って贅沢!となるのは分かるんだけど…。まあサイズは小さめなのでまだ許容範囲でした。オレキエッテはニョッキみたいな形のもちもちたパスタです。

グルメ

A鉄板の上に焼き豆腐 B囲炉裏端の他に座敷やテーブル席もあります 

GOURMET

白川郷編

いろり屋

白川郷バスターミナルから、合掌造りが集まるエリアに行く途中にある郷土料理のお店でランチ。せっかくなので囲炉裏端のお席で、焼き豆腐定食をいただく。(また豆腐)
鉄板に載せられてくる焼き豆腐は醤油ベースの中華風っぽいタレに付けて食べます。

TRANSPORTATION

新宿駅併設のバスタ新宿から出ている高速バスを利用。高山までは約5時間半。途中の休憩では諏訪湖SAにも立ち寄りました。白川郷への往復バスがセットになったチケットがあり、そちらを購入。少しお得です。高山駅隣のバスターミナルで白川郷行きのチケットに交換できます。